管理型と自律型マネジメントの違い

日本に根強く広がっている報告という慣習

日本の一般的な企業では、入社したときから「報連相」を教えられます。これは上司と部下、チームで仕事をしていくときに重要なコミニュケーションの手段です。

しかし、ここにも問題や課題が潜んでいます。

  • 報告書の作成に多くの時間が取られる
  • 事実が見えない
  • 良い情報しか上がってこない
  • 現場に対する不信感がつのる
  • 腹を割って話ができない
  • 安心安全な環境が作りづらい など

報告の本質は上司や周囲の関係者に状況を正しく知ってもらい問題・課題解決を行うことにあります。「目で見る管理」を導入することで、報告の本質を損なうことなく、今以上に正確かつリアルタイムに伝えることができるようになるため、問題・課題が顕在化した時点ですぐに解決することができます。会議を開催するまでに問題・課題は据え置かれないために経営品質は劇的に向上します。

「自律型マネジメント」と「目で見る管理」でチームの価値を最大化

Leanには「現地現物」や「目で見る管理」という考え方があります。実は「報・連・相」の本質的な良い部分を残しながらも報・連・相が抱える問題・課題を解決し意思決定の正確さとスピードを飛躍的に向上させています。報告が中心の管理型マネジメントから脱却することで社員のやりがいを向上させ、報告のための負荷とコストを劇的に低減することができることをご紹介します。自律型のマネジメントスタイルに変えれば、300人規模の会社であれば年間3億円近い金額を新しい投資に回すことができるようになるのです。

マネジメントスタイルを「報・連・相」から「見える化・連絡・相談」に変えましょう。

Woven Basicプログラム(基礎編)における講師と研修生(入社2年目)との会話