【事例発表】アジャイル導入の課題と自律した組織への変革に向けた実験

山本 尊人(Takahito Yamamoto) 業務革新推進グループ 技術戦略本部 アジャイル推進部 アジャイル推進課 課長 /SCSK株式会社

チームや組織がアジャイルになるためには、自ら考え、自分らしく行動し、挑戦から学ぶ自律したチームを育んでいく必要があります。この理念を唱えることは容易ですが、実際には大規模な階層構造を持つ企業において、自律した組織を築くことは非常に困難な課題となっています。私たちはアジャイルを推進する過程で、この現実を日々痛感しています。

この講演では、お客様や自社の現場組織が取り組んでいる状況を踏まえ、アジャイル導入を支援する立場で直面した課題について、リーン・アジャイルの両視点から整理し、お伝えします。また、整理した課題を踏まえて、自律した組織を運営するための環境づくりや権限委譲、改善活動、1対1のコミュニケーションなど、実際に試行している実験についても紹介します。

自律した組織への道のりは困難かもしれませんが、その道のりには大きな価値があります。リーンとアジャイルの組み合わせによって、チームや組織が成長するための次の一歩を本講演にて共に考えましょう。