【実践事例】幹部社員が自らの手で組織を活性化させる大部屋への挑戦
富士通の官公庁系の事業部で2022年度からスタートさせたWoven Work Designに基づく活動をご紹介します。186名という事業部全体で新入社員から事業部長まで全員で取り組みをスタートさせました。186名全員が、Woven Basicを受講しリーンの基礎的な考え、目的を知って頂きました。この時に自分たちの1日の仕事で価値のある仕事ってどれだけあるのかを計測した結果、事実として見えたきた数字に幹部社員が愕然となり、自分たちは一所懸命に働いているのになぜこんなに働きがいを感じられないのかの原因がクリアになりギアが変わりました。そこで、モデルチームを選び、Woven Practice for Leaderを適用することで自律的なチームを醸成することをやった結果、チームのワークエンゲージメントが明らかに向上、生産性やQ,C,D向上などの成果も見えてきました。幹部社員の危機感も出てきたため海外でも広がっているリーン(トヨタが元)のOBEYA(経営の大部屋)活動を取り込み、幹部社員全員が自らの手で組織横断的な課題を潰す方向性に容易に舵取りを切ることができました。経営の大部屋は、道半ばではありますが、組織の一体感と方向性、そして、共通の価値観と原理原則の共有が徐々にできつつあると感じているので皆様に少しでも伝わる時間にしたいと考えています。