日本式DXに必要な「灯台下暗し」の発想

デジタルトランスフォーメーションに取り残されているとされがちな日本ですが、実は、日本は「モノと情報の流れのマネジメント」の知恵においては世界最先端の位置にあります。見方さえ変えれば、日本はデジタルトランスフォーメーション大国と言えるかもしれません。「世界標準の経営理論」といわれるリーンもアジャイルも「両利きの経営」も源流の一部は日本にあるのです。実際に、アマゾンのジェフ・ベゾス氏は「日本の経営から多くを学んだ」と公言しているほどです。しかし楽観はここまでです。日本に住む多くの人は、日本の経営を遅れていると思い込み、米国発の経営理論を無批判に取り入れ、現場を混乱させ、自らの強みを自ら破壊する悲劇(喜劇?)を演じているのです。こうした状況を打破するためには自虐を脱却しつつ謙虚さも忘れない「健全な危機感」と「灯台下暗し」の発想が不可欠です。こうした点を、最新のマネジメント理論に触れながら、考えていきます。

岩尾 俊兵(Shunpei Iwao)准教授 / 慶應義塾大学商学部

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